Souvenirs de la vie quotidienne
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「変わり者」は最高の褒め言葉


2,3日前にふと思いついて、この島で唯一の同級生だった女の子にコンタクトを取ってみた。
お互いに、そこそこ波瀾万丈な人生を歩んで、風のうわさぐらいでしか、現在の彼女を知らなかった。

まるで好きな人に初めてメールを送った後のような、高揚感と後悔とを抱えながらも、案外するりと繋がって、気が付くと二時間くらいずっとやり取りしていた。

今はもう、島に彼女の家はなく、家族も皆それぞれ家庭を持ち本土で暮らしているらしい。

「これからはずっと私がここにいるから、好きな時にいつでも帰っておいでよ」

会話の最後らへん、私がそう言ったら、彼女は本当にほんとうに嬉しそうだった。
自分の育った景色を、息子たちに見せたかった。虫も、鳥も、魚も、きちんと見たことがないから、ありのままのものを見せてあげたい。そう言っていた。

彼女が嬉しそうなことが、私はとても嬉しかった。
そして、私はずっとそう言ってあげたかったんだと気付いた。


『そう願う人が誰でもみんな家族になれるような、あたたかい場所を作りたい』

フランスのエコビレッジを訪れて、自分の中の夢の輪郭を掴んだ時に思ったことだった。

ずっとそこにいなくても構わない。時々ふらりと来て、また旅立っていくのでもいい。
ただ帰りたくなったら、いつでも帰れる場所を守りたいと思った。

それは、私自身がずっと欲しかったものでもあるから。




そんな中、父と話をしていて「ここの人は皆、自分の子供や孫にこんなところに帰って来てほしくないと思っている」という事を聞き、私は心底びっくりした。
それは、そう思う人は皆、ここを好きではないということだ。

その背景には、ここ以外で暮らしたことがない人は、ここの豊かさを感じる尺度を持たないという事がひとつ。
そして、昔からここへ“帰ってくる”人は、人生に傷付き疲れ果て、どうしようもなくなった人しかいなかったという事がひとつある。島へのUターン者は、“落伍者”と見られていたのだ。

その認識は今でも根強く残っているらしく、夢や希望に満ちたUターン者など信じられない人からすれば、私はやはり相当の“変わり者”に映っていることだろう。




『人は物事を自分の見たいようにしか見ない』と言っていたのは、ドラマのリーガル・ハイだったか・・・

以前このブログの「島に暮らすということ」http://eripaca.jugem.jp/?eid=9 でも書いたけれど、これからここで何かを成そうと思うなら、未完成で青臭くてもまずは声を上げて、夢や理想を語ることが大切なんだと思う。
間違ってると言われるかもしれないし、ハナから無理だと決めつけられるかもしれないけれど、それでも、私は“人生を諦めて”ここに来たなんて思って欲しくないし、思われたくない。

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二人の囚人が鉄格子から外を眺めた
ある者は泥を見て
ある者は星を見た

     フレデリック・ラングブリッジ著「不滅の詩」
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どうせなら、星や、虹や、空飛ぶ鳥を見るような人生でありたい。
『生きたいように生きる』というのは、我が侭に生きることなどではなく、自分の人生に責任を持って夢をみることだと私は思う。
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